長期滞在したヨーロッパや音楽、その後の日本での生活を話題に!


by chisanakonomi
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どうしてバッハが好きな人が多いの?

聖歌隊の仲間に「どうしてみんな受難曲が好きなの?どうしてバッハを好きな人が多いの?」
と言われた。
こう質問した人はバッハがあまり好きではないのかなあ・・・

私の場合、バッハは断然器楽曲がずっと好きだった。
イタリア協奏曲、ブランデンブルク協奏曲、管弦楽組曲エトセトラ・・・

理由なんて考えたことがない。
好きなものは好きだから。
たぶん自分を生き生きとさせてくれるものがあるんだろうと思う。

フーガなどたまらなく楽しいし、「さあ、行くわよ!」という感じが特にいい!

だけど2004年まで私はバッハを歌ったことがなかった。

それが所属している某合唱団で、バッハの研究者として第一人者のI山先生の「楽しいクラシックの会」という催しで、モテット"Komm Jesu komm"を歌うことになった。
合唱団としてはバッハは初めて。
みなクルスタルな声をもつメンバーではあるけれど、にわか練習でバッハが歌えるわけはない。

指導者はいくつかグループに分かれて、一人1パートでコンテストを行うと提案した。
練習が始まった。
ちょっと間違えば迷子になってしまう。
カラオケに行って練習したり、悪戦苦闘が続く。
練習していくうち、バッハってなんて面白いのだろうとなった。
指導者は各グループに何時間練習したか質問。
コンテストで優勝したのは一番練習量の多いグループとなった。
私のグループは2番目に練習量の多いグループだった。
練習量に比例して結果があらわれると言われた。

昔、音楽の師だった人が、死ぬ前に1曲だけ聴きたい曲を選ぶとしたら
「マタイ受難曲」と答えた。
とくにアルトの例のアリアが最も聴きたいと。

そのころ私は「ふうん」と思っただけで、私は「マタイ」じゃなくてもいいやと
思ったわけなんだけど。
つまり私は“罪多き人”で悔い改めなきゃならないことが一杯あるのに、
それを“罪”とは考えず、だから「マタイ」で慰められることはないと開き直っていた。

でも、キリスト教徒の多いハンガリーに渡って、ハンガリー人の友人に何度も教会に連れて行ってもらううちに、“悔い改めよう”という自分に変わっていた。

帰国後加わったこの合唱団はハンガリーで音楽教育法を勉強した先生が指導者だった。
I山先生が指導者の恩師でもあることから「たのくら」のコンサートのお話が来たのだ。
これまで演奏したかたがたはBCJの鈴木雅明さんはじめ、プロのすばらしい演奏家のみなさん。
指導者の顔に泥を塗っては大変。
でもバッハの専門家の前で歌うのはすごい緊張。

結局、ほかの曲はI山先生にほめられたけど、私たちのバッハには触れなかった。(><)

失敗は成功の母!

バッハの演奏を行う合唱団を探して、所属の教会にあったチラシを見て、現在のヨハネス・カントーレスに「たのくらの森コンサート」から5ヶ月後には入団していた。

それ以来ずっとバッハを歌い続けて6年。途中他の人の曲も1年やったけど、それ以外はバッハ。
「どうしてバッハなの?」と言われると、「どうしてバッハが好きじゃないの?」と聞きたくなる。
バッハは人からの受け売りだけど、数字でいろんなこと表現したり、例えばリヒターなんか、
「楽譜を読めば読むほど新しいことを発見するんだよ」と言っていたそうで、たぶんそうなんだろうなと思う。

和音が面白い。
苦しい場面ではわざわざ歌いにくくして、時間をかけて歌わせようとしたり。
ほかのパートを良く聴きながら歌うとすごく楽しい。
器楽的という人がいるけどそうなのかもしれない。

バッハが音楽の父といわれるゆえんがほんの少しだけわかったような気がする今日この頃なのである。

で、今日はそのヨハネス・カントーレスの「マタイ受難曲」の練習だった。
宿題が出た。
受難のコラールが何回出てきて、それぞれどのように変化していくかを調べてくること。

今日も思い切り歌いました。
ちなみに私はもう一つの「たのくら」コンサートに一緒に出演した合唱団ではアルトを担当しているけど、ヨハネス・カントーレスではソプラノ。
両方歌えて嬉しい。
欲張りな私です。

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みなさま、今日もありがとう!

Köszönöm!Sziasztok!


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by chisanakonomi | 2011-06-14 23:38 | 音楽の話題